2012年7月21日土曜日

将来にツケを残す提案

_野田総理大臣は口ぐせのように、「将来にツケを残さないため
に・・・」と言っているが、将来にツケを残すのが悪いのではな
く、将来にツケが返せない状態にするのが悪いのだ。
 そもそも、種をまかなければ実はならない。
 種をまいて育てる時には支出だけで収入がないのは当然で、国
民が一生懸命に種をまいて育てようとしているところに、政府が
実を採ろうとあせって増税という搾取をすれば、将来にツケを残
して実もならない。
 政府は国民を山に生えている自然の実のなる木ぐらいにしか考
えていないのだろう。
 今はじっくりと腰をすえて投資をし、育てなければいけない。
 例えば、政府は太陽光発電や風力発電に力を入れているが、こ
れらは発電効率が悪く、国土の狭い日本には向いていない。
 将来、地価の高騰や自然破壊の問題が噴出するだろう。この発
想も自然から搾取するだけで、自分で産み育てようとはしていな
い。そして、従来の公共事業のように無駄に税金をたれ流してい
るだけだ。
 それよりも水素発電を開発、普及させたほうがいい。
 すでに水素自動車を実用化させている自動車会社がある。この
技術を応用すれば、移動する発電所ができ、送電線の必要がない
ので災害にも強い。(水素を直接、電気に変えることもできる)
 水素は海水から作れば、海外から調達する必要はなく、資源の
不安はなくなる。
 福島の原子力発電所は水素爆発したのだから、水素を作るのは
それほど難しくはないはずだ。もっとも難しければ、その技術を
獲得した時、日本の独占技術になる。
 水素はそのままでは不安定で危険だが、安全に扱えるような技
術開発は進んでいるので、そういったことに積極的に投資し、開
発、普及させれば、将来のエネルギー問題は解決できる。
 今まで政治は、その場しのぎの公共事業で利益を生み出したこ
とはない。これからは利益を生み出す政治をするべきだ。