2012年8月25日土曜日

領土紛争の今後を予測する

 今回の領土紛争で喜んでいるのは北朝鮮だろう。

 戦争にでもなれば、戦争特需で北朝鮮は経済復興することがで
きる。

 野田首相が竹島を「不法占拠」と発言したことで、北方四島も
ロシアの不法占拠ということになり、ロシアも態度を硬化させる
だろう。

 日本はまるで女房に棄てられた旦那のようなもので、なぜ棄て
られたのか分からない鈍感男ということだ。

 それより、一番悩んでいるのはアメリカかもしれない。

 アメリカは日本の味方をすれば、韓国との関係が悪化し、韓国
は中国、ロシアに接近して最悪の場合、北朝鮮と南北統一するか
もしれない。これはアメリカの望まない形での統一なので、なん
とか阻止したいはずだ。

 韓国は経済的にも中国、ロシアの市場の方がアメリカの市場よ
りも魅力的だろうから、南北統一は実現不可能ではない。

 これを阻止するためアメリカが韓国の味方をすれば、領土紛争
は一気に解決するが、中国、ロシアの利益になり、日本のアメリ
カ軍駐屯はやりにくくなるだろう。この場合、日本にとっては最
悪の結果となる。

 アメリカがいっさい口出ししないとなると、日本は後ろ盾がな
く、完全に孤立した状態で、強硬な手段もとれない。

 どちらにしても、すでに日本の敗北は目に見えている。